アメリカではスタバは業績不振に陥っており、2四半期連続で売り上げが減少しています。顧客の不満としてまずあげられるのが、ブランド力の低下や価格の高さです。スタバは1971年にワシントン州シアトルのパイク・プレイス・マーケットにスターバックス コーヒー1号店がオープンしたところから歴史がはじまりました。
その後の1983年、イタリアのエスプレッソに注目しスターバックスラテを販売したことをきっかけに、アメリカにおける新たなコーヒー文化を牽引することに。今では世界中に店舗が広がるグローバルブランドに成長を遂げたものの、当時のような個性や流行感はすっかり薄れ、「スタバの6ドルもするアイスコーヒーにはお金は払いたくない。スタバは高すぎる」という残念なイメージにまで落ちぶれてしまっているといいます。
スランプに陥ったまま抜け出せない状況にいるのか、この2年間でCEOの交代はすでに4人目。業績不振の要因は前述以外にも具体的に指摘されています。例えばアプリでの受け取り注文の遅さや他のファーストフード店にもありそうなサンドイッチや焼き菓子に限定される食事メニューへの不満など。従業員にとっても労働条件や賃金、福利厚生への不満も出てきており、課題は山積みであることは間違いありません。そしてアメリカでの不人気が今後日本のスタバにも影を落とす可能性は大いに考えられるのです。
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Source: ハムスター