0 :ハムスター速報 2022年1月14日 15:57 ID:hamusoku
アフリカ、ワクチン廃棄拡大
140万回分、冷蔵保存・輸送に不備 接種1割で拒否も根強く
アフリカで新型コロナウイルスワクチンの廃棄が相次いでいる。供給不足と接種低迷に直面するにもかかわらず、廃棄の規模は2月までに少なくとも計140万回分に達する見通しだ。保管・輸送インフラの脆弱さや根強いワクチン忌避感情が原因だ。アフリカの接種低迷が続けばコロナ禍収束は遠のきかねない。
ナイジェリアの首都アブジャにある廃棄場で、ブルドーザーが英アストラゼネカ製ワクチンの入った段ボール箱を踏み潰していく。ナイジェリア政府は2021年12月下旬、期限切れワクチンの廃棄現場を国内外メディアに公開した。
処分した計100万回分は同国のワクチンの累計接種回数約1500万回の約7%にあたる。現地からの報道や公的機関の調べによると、エスワティニ(旧スワジランド)でも21年12月初旬にファイザー製の約10万回分が期限切れとなった。ナミビアでは22年2月に約21万回分が使用期限を迎える。
ワクチン接種完了者の比率はナイジェリアで2%、アフリカ大陸全体では10%弱にとどまる。
ワクチン懐疑論も根強い。調査機関アフロバロメーターが21年3月に公表した、ニジェールやセネガルなど西アフリカ5カ国を対象とする世論調査では、「ワクチン接種を受けようとは思わない」との回答が6割にのぼった。
政府への信頼度が低く、ワクチンに関する偽情報や陰謀論がソーシャルメディアを通じて浸透している。https://www.nikkei.com/article/DGKKZO79157810S2A110C2FF8000/
Source: ハムスター