0 :ハムスター速報 2022年3月10日 11:55 ID:hamusoku
ロシア軍が小児病院空爆、がれきの下に子ども=ウクライナ大統領
[リビウ(ウクライナ)/ロンドン 9日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は9日、南部の港湾都市マリウポリの小児病院がロシア軍の空爆によって深刻な被害を受けたと非難した。
死傷者の詳細は明らかにしなかったものの、ツイッターへの投稿で「子どももがれきの下にいる」と述べた。さらに「残虐行為だ。世界はいつまでこの恐怖を無視する共犯者となるのか」と非難し、早急に飛行禁止区域を設定するよう訴えた。
ウクライナの地方政府当局者は、民間人の退避を確実にするために合意された限定的な停戦中に空爆があり、分娩中の女性を含む17人が負傷したと明らかにした。
マリウポリ市当局は病院が爆破されたとし、「大規模な破壊」と説明した。ウクライナ外務省はツイッターに「ロシアがマリウポリの小児病院と産科病院を砲撃した」という見出しと共に、ひどく損傷した病院と見られる映像を投稿した。3階建ての建物には、窓があるはずの場所に穴が開いているほか、現場にはがれきの巨大な山が散乱している。
ジョンソン英首相は「脆弱で無防備な人間を標的にするほど卑劣なことはない」と非難し、「空爆からの防衛のためにウクライナへの追加支援を検討している。ロシアのプーチン大統領の責任を追求する」と述べた。
米ホワイトハウスのサキ大統領報道官は「主権国家が罪のない市民を狙って野蛮な軍事力を行使するなど、目も当てられない」と述べた。
ウクライナの情報当局はマリウポリ副市長の情報として、ロシアのウクライナ侵攻が始まってから、マリウポリでは少なくとも1170人の民間人が死亡したと発表した。また、水や電気、ガスなどの供給も絶たれ、市民は雪を溶かして飲み水とする状況に陥っているという。
<デジタル発>「ロシアを嫌いにならないで」 やり場のない苦悩と葛藤
ロシアによるウクライナ侵攻が激化する中、「反ロシア」の感情が世界中で広がっている。圧倒的な軍事力を背景に一方的な主張を押し通そうとするプーチン大統領の決定は許されるものではないが、全てのロシア国民がプーチン氏を支持しているわけではなく、反戦デモも相次いでいる。「私たちも戦争反対だ」「ロシアを嫌いにならないでほしい」―。インターネットなどを通じ、ロシア語教育やロシア文化の発信に取り組んできたロシア人たちは今、やり場のない悲しみと不安に打ちひしがれている。
2月24日にロシアがウクライナに侵攻した直後の配信では「ウクライナの友人に合わせる顔がない」と苦しい胸のうちを語り、「多くのロシア人は戦争に反対している」「ロシア人は心ない怪物ではない」と訴えた。ただ「ロシアに対する悪い評価は今後、何年も続くのだろう」との思いは消えない。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/654910
Source: ハムスター